葉緑体を持ち自分でも光合成を行ないますが、根の一部を他の植物
の根に食い込ませて養分を奪う性質も併せ持つ、半寄生植物です。
一つの株全体の姿はこんな感じ。
花は小さいが、よく見るとこんなにかわいい。
3裂した下唇の黄色い斑がお洒落のポイントかな?
イブキコゴメグサ
伊吹山とその近くの霊仙山の石灰岩地帯のみに生育する1年草。 茎は直立し高さ6〜20cmになる。 上部では多く分岐するが多数群生すると分岐しない。 葉は対生し倒卵形、長さ5〜10mm。 鋸歯の先は鈍く、萼裂片は先がとがらず、縁に短毛が密生する。 花冠は白く下唇は開出して3裂し黄斑がある。
(山と渓谷社「レッドデータプランツ」他)
憧れの伊吹山にて。 石灰岩の岩がゴロゴロころがる登山道脇で多数見ることができた。小さく可憐な花をたくさんつける。 地面に腰を下ろして花と同じ目線(?)でじっと見ていると、気持ちが和んでくるようだ。 この近辺にしか咲かないので、もちろん初対面の花。
コゴメグサの仲間は今まで何を見れただろう? タチコゴメグサとミヤマコゴメグサかな。タチコゴメグサは野反湖で毎年のように見ていた。 ミヤマコゴメグサは八方尾根で見ることができた。 これら2種類の写真も貼っておきます。
写真の上にマウスを持っていくと名前が表示されます。
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2010.09.23 掲載
2013.10.05 APG体系に移行のためゴマノハグサ科からハマウツボ科に変更