2010年の伊吹山では、フジテンニンソウにも出会うことが
できました。 そっくりな植物であるテンニンソウは見たこと
がありましたが、「フジ」がつくテンニンソウは初めてです。
葉の裏の葉脈の主脈を中肋(ちゅうろく)というそうですが、
フジテンニンソウの中肋には開出毛があるが、テンニンソウの
それには無いことで識別できるそうです。 そんなことはすっ
かり忘れてしまっていたので、葉の裏のアップを撮りませんで
した。 でもこの花は間違いなくフジテンニンソウです。
茎の先端に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を立て、
淡黄色というか、薄いクリーム色の小さな花を密につけます。
花の形は唇形で、花の形は唇形で、4本の雄しべと1本の雌しべ
が外に飛び出しています。 先端が2つに割れているのが雌しべ
なのですが... この写真で見えるでしょうか? 写真をクリック
して、少し大きめの写真で見てくださいね。
こんなに大きな群生をつくっていました。
花の盛りの時期にはやや早かったようです。
フジテンニンソウ
(テンニンソウの解説です)
山地の木陰に生える多年草(伊吹山のフジテンニンソウは日当たりのよい環境に群生していました)。 茎は四角形で直立し、高さ1mほどになり、質は固く強い。 葉は柄があり、長楕円形〜広披針形で長さ10〜25cm。 鋸歯があり、ほとんど無毛。 花期は9〜10月。(山渓「山に咲く花」)
2011.02.17 掲載
フジテンニンソウが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス