サクラソウ

 

桜草 サクラソウ科 サクラソウ属

Primula sieboldii 準絶滅危惧(NT)

サクラソウ (桜草) サクラソウ科 2011.05.21長野県諏訪郡
サクラソウ (桜草) サクラソウ科 2011.05.21長野県諏訪郡

 

とてもフレッシュなサクラソウを見ることができました。

人の管理の手が及んでいないと思われる場所で見ることが

できたのは、初めてです。

 

2011.05.21 長野県諏訪郡
2011.05.21 長野県諏訪郡
2011.05.21 長野県諏訪郡
2011.05.21 長野県諏訪郡
2011.05.21 長野県諏訪郡
2011.05.21 長野県諏訪郡

 

 花弁が欠けてしまった花がありました。 花の内部が少し見えるのと、萼片の様子も見易いので、あえて撮影しました。

 サクラソウ科の花は、2つのタイプがあります。 1つは雌しべが長いタイプで、花筒から丸い柱頭が頭をのぞかせています。 このタイプの花の雄しべは短く、花筒の下の方につくので見えません。 もう1つは雄しべが長いタイプで、先のタイプとは逆に、雄しべが花筒の上部につき、雌しべは短く外から見えません。 いずれも自家受粉を防ぐ仕組みのようです。 上の写真の花は、雄しべが長いタイプですね。 次の写真は、雌しべが長いタイプです。

 

2005.04.17 埼玉県さいたま市
2005.04.17 埼玉県さいたま市

葉の表面の様子です。 主脈上と葉の縁付近に多く白い毛があります。

 

葉の裏面の様子です。 白い毛は主脈上に多く、次いで

側脈上と葉の縁の部分にやや多い感じです。

 

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2003.04.13 埼玉県さいたま市
2003.04.13 埼玉県さいたま市

 

 これが初めて見た自生のサクラソウかな? もう8年も前ですか。 当時初めて購入した、300万画素のデジカメで撮影したものです。 自生と言っても、元々自生していた場所が、今は保護区域になっているのです。 アシ刈り(野焼きではない)が行われているという点で、人の手が入った場所です。 しかし、その数は圧観でした。 奥に見える黄緑色の植物は、ノウルシです。

 

2004.04.18 埼玉県さいたま市
2004.04.18 埼玉県さいたま市

 

 地面を歩く虫視線のアングル。 気付いたら、最近こういう写真を撮らないようになりました。 いかんですね。 頭を柔らかくして、もっと色々な花の姿をとらえるようにしないと。 超初心者の頃の方が、デキは悪くても面白い写真がたくさんあったように思えます。

 

2005.05.27 長野県富士見町
2005.05.27 長野県富士見町
2008.03.23 埼玉県さいたま市
2008.03.23 埼玉県さいたま市

 

自生であろうと思える場所で見ることができました。

つぼみの姿もかわいいです。

 

 

サクラソウ

 

川岸や山麓の湿り気のある場所に生える多年草。 全体に白い縮れた毛がある。葉は根元に集まってつき、長さ4〜10cm、幅3〜6cmの楕円形で、しわが多く、縁は浅く切れ込む。 花茎は高さ10〜40cmで、先端に紅紫色の花を散形状に数個つける。 花冠は直径2〜3cm、長さ1.0〜1.3cmの高杯形で、上部は5深裂し、裂片はさらに浅く2裂する。 のどはわずかに白い。 萼は緑色で5深裂する。 北海道、本州、九州に分布。 花期は4〜5月。

 

 

2011.05.23 掲載

2011.05.25 写真と文を追加