今年見つけた茨城県の海岸を再び訪れた。
初めてコハマギクに出会うことができた。
舌状花が白色で筒状花が黄色い点や生育する場所が
ハマギクと似るが、属が異なりこちらはキク属。
ハマギクよりずっと小型。
海岸の崖や草地に咲くが、ハマギクが「陸の最前線」で
崖や磯の縁に咲くのに対して、本種はこの場所では一歩
後ろに引いたように、木立や他の草の中に咲いていた。
ハマギクが勇ましい「女王様」なら、コハマギクは、
ちょっと控えめな「お姫様」みたいだ。
葉は長い柄があり、縁が5つに切れ込み、卵形。
へら形の葉を持つハマギクとの区別は容易。
(上の写真は周りを他の植物の葉が囲んでいるのでご注意を)
上の写真の右側を写した別カット。
手前の2つは、淡い紅色を呈している。
時折このような頭花も見られるらしい。
コハマギク
北海道から茨城県の主に太平洋側に分布。青森県では一部日本海側でも見られる。多年草。高さは10〜50cm、頭花の直径は4〜5cmほど。花期は9〜11月。
2010.11.10 掲載