4月20日 足利・桐生の低山 3/3
鳴神山の山麓で、スミレたちに出会いました。
オトメスミレは、タチツボスミレの白花品です。 距に淡い紫色が残るものものをオトメスミレと呼び、距まで白ければシロバナタチツボスミレと呼びます。とてもエレガントな感じがするスミレです。 普通のタチツボスミレと一緒に咲いていました。
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林縁のそこかしこにエイザンスミレが咲いていました。 東北地方から九州まで分布し、比較的太平洋側の低山に多いそうです。 葉は根本で3つに分岐し、さらに各裂片が深く裂けます。 花後には葉はどんどん大きくなり、切れ込みも目立たなくなり、大きな3小葉のようになります。
花色は淡紅紫色から紅紫色、そして白に近いものまで変化に富みます。 花弁の縁が波打つようになることが多いようです。 側弁の基部には長い毛が生えます。 よい香りがするそうですが、うっかり嗅いでみるのを忘れました。
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美しいアカネスミレもいました。 花弁の基部が閉じ気味に咲くので花の内部が見えにくいのが特徴。 もう一つ大事なのは、距に毛が生えていることで、これは他のスミレではあまり見られない特徴です。 右の写真はピントが甘いのですが... クリックして拡大したら見えるでしょうか。
半日のお気軽花さんぽでしたが、期待したよりずっと多くの花を見ることができ、大満足でした。
2012.04.19 掲載