花さんぽ 2007-21-2                              ←前へ      次へ→

 8月5日〜8日    野反湖 百花繚乱(その2)     2/7

 

 テントの反対側には「ダイニング・キッチン」となるタープを設営しました。長らくシートとポールだけのレクタングル・タープを使っていましたが、寿命が来たのを機に、Colemanの自立式タープに変えました。 この日が新タープのデビューです。 設営にやや時間がかかりましたが、なかなかの優れモノ。 四方の「壁」になる部分はそれぞれ「開放」「虫よけネット」「シートで閉鎖」に素早く変更でき、その日の天候やシチュエーションに臨機応変に対応可能です。

 

 

 夜はこんな雰囲気です。 価値ある静けさと暗闇です。 時折、他のキャンパーたちの声が遠くに聞こえます。 後はガス・ランタンのシューっという音だけです。 いえ、耳を澄ますと、湖の対岸に注ぎ込む導水路の滝の水音がかすかに聞こえます。 いずれにしても、静寂に包まれています。

 

 

 初日はテントなどの設営もあるので、夕食は手を抜き買った弁当で済ませました。 以前はダッチオーブンでローストチキンを焼いたり、スモーカーで燻製を楽しんだりしましたが、花散策に重点を置くようになってからはそういったことをする時間が惜しく、あまり手のかかる料理はしなくなりました。

 上の写真ではお菓子の袋がパンパンになっていますね。 標高1500メートルでも気圧が少し低いので、密封された袋に入った食材はこのようになります。

 

 

 キャンプの夜に必ずするのは、「焚き火」です。 標高が高いので真夏でも夜は焚き火の火が欲しくなるほど冷えます。 でも暖を取るのが目的ではなく、ただ焚き火が好きなのです。 第2キャンプ場は直火OK(地面で焚き火をしてもよい)ですが、私たちは七輪を使います。

 

 七輪は優れた調理器具で、キャンプの必需品です。 肉でも魚でも七輪の炭で焼けば格別のうまさです。 煮物にも適しています。 夕食後は炭の代わりに薪をくべ、揺らめく炎を見、パチパチと薪の爆ぜる音を聞きながら酒を飲みます。キャンプでは外せないひと時です。 七輪で遊んだ後には、僅かな灰が残るだけです。 地面にもほとんどダメージを与えないので、この方法がベストと思っています。

 

 

お酒と焚き火と月。 Hiroと語らい

ながら野反湖の夜はふけていきます。

 

 

翌朝。 Hiroは夜明け頃起床し、朝もやに煙る

野反湖を見たりしていました。撮影時刻は6:20。

 

 

  私Kenが目覚めた直後、ボケボケ状態で撮影した

テントの「裏口」からの風景。 時刻は9時少し前。

遅すぎます。大寝坊です。頭痛もします。昨夜飲み

過ぎました。 またやってしまいました。 高原の

朝の爽やかな空気を胸いっぱい吸い、熱いコーヒー

で頭をシャンとさせます。

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  朝食を食べて、さあ花さんぽ開始です。

 

 クルマユリ (車百合) ユリ科 ユリ属
 クルマユリ (車百合) ユリ科 ユリ属

 

朱色のクルマユリが朝日を浴びて、鮮やかに輝いて

いました。野反湖ではあまり多くは見られません。

 

 イワオトギリ(オトギリソウ科)とウメバチソウ(ニシシギ科)の蕾
 イワオトギリ(オトギリソウ科)とウメバチソウ(ニシシギ科)の蕾
 イワオトギリ (岩弟切) オトギリソウ科オトギリソウ属
 イワオトギリ (岩弟切) オトギリソウ科 オトギリソウ属

 

イワオトギリもウメバチソウも、野反湖

ではたくさん見ることができます。

 

 
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