ようやくシロバナキンランを見ることができました。 この時期、関東地方の平野部のキンランはほぼ花が終わっており、別の花を見に行ったときにHiroが偶然咲き残りを見つけたのです。 遠目に見えたときは、ギンラン? と思ったそうですが、近づいてよく見たらシロバナキンランでした。
この個体はキンランにしては草丈が低く、全体的に貧弱な印象でした。 花は3花つけていたようですが、1花は落ちてしまっていました。 花もピークを過ぎ傷みかけていましたが、シロバナキンランで間違いないと判断しました。
5年前の2014年に、別の場所で初めてシロバナキンランと思われる花を見つけました。 たった1花しかつけていませんでした。 まだ蕾の状態であったので、2日後にワクワクしながら再訪したら、根ごと掘り返されてなくなっていました😔。 なので、開花したシロバナキンランの花を見るのはこれが初めてなのです😀。
普通種のキンランも古くなると色素が抜けて白っぽくなることがあるようですが、この花の萼片・花弁は純白に近く、普通種が色落ちしたものとは思えません。
背萼片・側萼片・側花弁の全体、そして唇弁の外側も純白です。 唇弁の内側は淡黄色を帯び、隆起線の基部は普通種に近い橙色をしていました。 蕊柱の一部も見えます。
撮影時は強い風がやまず、花のマクロ撮影は困難でした。 運良く?、1花が根元に落ちていたので、カメラバッグの上に置いて撮影したものです。
一つ上の写真と同じく、落ちていた花です。 蕊柱の葯帽が見えます。 落ちた花のせいか、蕊柱が唇弁上に倒れ込んでいます。 いじっているうちに右の側花弁が取れてしまいました。
シロバナキンランについてもっと調べてみたいと思いますので、情報を募集します。 もし自生地に関するご提供可能な情報がありましたら「ごあいさつ」のページのメッセージ送信欄からお願いいたします。 いただいた情報は、厳重に管理します。
2019.05.22 掲載